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ファイルメーカーによるWebデータベース管理のメリット 01/30/2008 08:37:17


先日のお客様とのミーティングで、「誰簡」システムを紹介していたところ、お客様が、「このシステムで運営した場合、データのバックアップを手元に持てるのですか?」と聞かれた。ふと思うと、たしかに昔、自分でも同様の不安を感じたときがあっとことを思い出した。

データセンター内でのデータ管理に慣れてくると、たしかにデータが自分のオフィス内に無いことが当たり前に思えてくるが、慣れる前には、大事なデータが自分の手元に無く、バックアップも簡単に取れないことが大きな不安であった。しかも、サーバー上のRDBMSは、データがアイコンのような形で「ダブルクリックですぐに閲覧できる状態」でデスクトップに見える訳ではないので、どこになにがあるのか?という実態の無い状態が大きな不安であった。

その点、ファイルメーカーベースのデータ管理は、データベース内のすべてのデータが「塊」として体感しつつ作業ができ、バックアップされたデータを適宜手元のパソコンにコピーしてオフラインで表示させることもできる。これは、初心者はもちろん、経験を積んだWebサイト管理者なら共感できる大きなポイントであろう。

それ以外にも、ファイルメーカーベースのWebサイト管理には、さまざまなメリットがある。

早い・安い(・うまい?):別に低価格のジャンクフードを例にする訳ではないが、ファイルメーカーを使ってWebデータベースを開発・運営する際には、他のソリューションをしのぐ絶対的な理由がある。それは、ファイルメーカーが相当の計算機能を持っていることだ。たとえば、複数フィールドをまたいだ検索機能など、ファイルメーカー側でフィールドを繋いでおけば、PHPスクリプト側では一つのフィールドに対して検索をかけるだけなので、開発がスピーディーである。

管理画面の作成・変更:ブラウザベースではプログラミングのスキルが必要だが、ファイルメーカーはレイアウト設定画面から、GUIでマウスを使っていかようにも新規追加/デザイン変更が可能。たとえば、「A4サイズに収まる会員一覧表が欲しい」「ここのテキスト入力フォームをもっと広げると入力しやすい」といった場合でも、わずかな時間で追加変更が可能である。制作元の会社に依頼するにしても、この程度の修正であれば、制作会社はすぐに(多くの場合は無料で)対応してくれるだろう。
一方、ブラウザベースの管理画面の場合は、どうしても工数がかかるため、見積〜承認というプロセスを外す事はできない。

データベースの構築:ブラウザベースのCMSでは、データベースそのものは自動生成で構築が簡単な反面、自由度が低く、また変更するにしてもかなり複雑な設定変更を強いられる場合が多い(独自の変更の結果、サイトが稼働しなくなることも。。。)。一方、ファイルメーカーを使えば自分たちの事情で、Web公開に影響しない部分であれば、自由にデータベースを構築する事ができる。結局、せっかくブラウザベースのCMSでサイトを構築しても、使い込むほどにその「完成度の高さ」がかえってカスタマイズの障壁となり、使いづらさをあきらめて使用を継続するか、途中で挫折した方もいらっしゃるのではないかと思われる。

検索・置換:ブラウザベースでは細かい検索機能が無いが、ファイルメーカーならあらかじめ強力な検索方法が備わっている。たとえば、日付の絞り込み検索など、2008/1/1...2008/2/1と入れさえすれば、その期間の検索が出来る。
サイト内全体で、コンテンツ内の同一語句を探して置き換えるような自動一括置換機能も充実している。

印刷:ネットショップ等で請求書や発送伝票、宛名ラベル等の印刷を行っている方も多いと思うが、ファイルメーカーであれば、データを取り込んで、整形して、レイアウトし直すような手間は一切不要である。印刷パターンのバリエーション作成は、ファイルメーカーの得意な機能である。そのほか、PDFを生成してメール添付で一斉送信、といった自動化機能も追加できる。

メール一括送信:最近のスパムメールフィルターは、ヘッダにX-Mailer記述が無いサーバーからの自動送信メールがひっかかってしまう設定も多いようだが、ファイルメーカーのメール送信機能では、自分のパソコンのOutlook Express等を使って一斉送信するので、そのフィルターにひっかかることはない。

データバックアップとデータ加工:ブラウザベースのCMSであればRDBMSのダンプ機能を使ったファイルか、CSV形式でダウンロードが一般的かと思われるが、その形式はそのまま利用することはできず、エクセル等の別アプリケーションで取り込んで加工してから利用となる。一方、ファイルメーカーであれば、バックアップデータはそのまま管理ツールと同一のものであるため、バックアップデータを使って自由に加工作業が可能。オフライン管理ツールとしても活用できる。

アクセス権設定:あるユーザーには、ここの項目は見られるが変更はさせたくない、といった特別なアクセス権を設定したい場合など、ファイルメーカーでは細かい設定変更機能が備わっている。

リアルタイムにアップデート可能(送信ボタンのクリック不要):ブラウザのフォームページからデータを送信したことがある方なら必ずといっていいほど経験するのが、送信後のエラー表示問題(○○が入力されていません、とか、半角数字は使えません、といったもの)と、訂正のために戻った際にすべての入力したデータが消えている問題であろう。膨大な作業を抱えるサイト管理者にとっては、このようなデータの送信ステップは大きなストレスになる。一方、ファイルメーカーでのデータ更新は、同じ管理画面上で操作がリアルタイムに完結するので、エラーはその都度表示されるし、問題ない場合は瞬時にウェブ上に反映される。自分が入力した文字が逐一サイト上にも反映されていくのを見ると、当たり前のことなのだが、気持ちがいい。
また、「リスト形式」という、一度に複数レコードを表示させて、一度で関連するレコードを修正することも可能なのも、管理者にとっては嬉しい。

画像、PDFデータ、ファイルハンドリング:これは「誰簡Web」で特筆すべき機能でもあるが、画像、PDF、ファイルハンドリングは、ファイルメーカーのオブジェクトフィールドやWebビューワーを使い、非常に分かりやすく簡単に扱う事ができる。たとえば素人の方は、画像サイズや、ファイル名に日本語/半角カタカナ/スペース等が使われているファイルを気にせずアップロードしてしまい、トラブルの元になったりするのだが、誰簡Webを使ったファイルメーカーによるアップロード機能では、そのあたりのトラブルを一切気にせずに画像を正しくアップロードすることができる。PDFの扱いも、いわゆるプレビューデータの粗い画像を扱うのではなく、美しいアウトラインデータのままハンドリングできるので、手元で印刷しても綺麗で、そのままPDF出力すれば版下として使えるレベルのものを作り出す事もできる。

本当にWebサイトが活用されてくると、スピーディーできめ細やかな変更が必要になってくるのは、管理者本人が一番感じる点であろう。これらの違いを十分認識した上で、将来に渡って使い続けられるツール選びを心がけたいものだ。


株式会社マジェスティックでは、1996年からファイルメーカーを使ったWeb公開システムを開発しております。詳しくは、「誰簡®Web」をぜひご覧ください。



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