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ファイルメーカーWeb公開表示スピードをさらに高速化するために(5) SSD or 高速CPU? 08/23/2011 17:03:54
先日、機種の交換時期ということもあり、FileMakerカスタムWeb公開のスピード改善策を検討する上で、いつくかのケースを試すチャンスがあったので、データとして報告しておきたい。

昨今の低価格化により、ようやくHDDの代替部品として現実化してきたSSD。パソコンが起動するまでの高速化はもちろん、FileMakerの起動や、バックアップ、データインポート、破損したファイルの修復などにはHDDとは別次元の高速処理ができることが判明している。そこで、FileMakerカスタムWeb公開におけるパフォーマンス向上にはそれがどれくらい貢献できるのかを確認してみた。下のグラフが各機種による合計10回のテスト値の平均値であるが、残念ながらSSDがFileMakerカスタムWeb公開のパフォーマンス向上には貢献しないことが判明した。それよりも、やはり最新の高速CPU(Core i5 もしくはCore i7)機器を導入することが確実な改善策となっている。約2倍のパフォーマンス改善が数値として表れている。

さらに、ファイルメーカーサーバーの新バージョン:v.11を使用することもパフォーマンス改善に貢献している。同じCPUならば、v.10が稼働しSSDを実装したもの(下グラフ3)より、v.11が稼働しHDDを実装したもの(下グラフ2)が少なからず高性能の値を示している。


ベンチマークテスト
50,000件のレコードをもつFileMakerファイルをカスタムWeb経由 同条件で検索・ソートした場合の10回の平均処理速度
1) HDD Core2Duo 1.83GHz FileMaker Server v.11
2) HDD Core2Duo 2GHz FileMaker Server v.11
3) SSD Core2Duo 2GHz FileMaker Server v.10
4) HDD Core i5 2.3GHz FileMaker Server v.11
5) HDD Core i7 2.0GHz FileMaker Server v.11



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