FileMaker Tips
ファイルメーカーWeb公開表示スピードをさらに高速化するために(7) 外部データソース...ファイルパスを整理する 08/02/2013 18:19:58
FileMaker v.7から導入されたテーブル構造だが、それ以前のバージョンでは、1ファイル=1テーブルの構成でリレーショナルを組んでいたということもあり、古いFileMakerから継続して使われているファイルは、外部データソースの構造が相当乱雑な構造になっているケースが多い。

実は、FileMakerがその外部データソースを読みに行く場合、リスト内にあるファイルパスを順に読みに行くので、無駄なファイルパスが含まれている場合、大きなスピードロスとなる。実はローカルホストのFileMaker共有だとそれほど顕著ではないので、原因として気づきにくいが、Webではその遅延が数倍になる。

たとえば、古いバージョンの時代に、自分のパソコンで作成したFileMakerファイルで、リレーショナルを組んでいた場合、外部データソースのファイルパスには自分のパソコンのハードディスクを含む絶対パスが設定されている。それをサーバーで共有した場合、「関連ファイルが見つかりません」というエラーが出て、そのまま共有ファイルを指定してエラーを解除する、というパターンが多いのだが、そのままでは、過去の間違ったファイルパスも残されてしまう。エラーは出ないので大きな問題ではないが、そんな問題が思い当たる方は、外部データソースを開いてみて欲しい。きっと昔の「ファイルパスでできたゴミの山」が見つかることだろう。

なお、サーバー上のファイルであったら、file:ファイル名 のシンプルな指定で問題無い。



共有ファイルでハードディスク名が入ったファイルパスは通常あり得ない。よほどの特殊なファイル構造でない限り、削除して問題無いはずだ。



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