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Snow Leopard Server搭載 新・サーバー専用Mac miniが「惜しい」理由 10/22/2009 08:00:21

大企業はもちろん、中小の一般企業でも、1社に最低1台、「サーバー」は必需品となってきている。ワープロ/そろばん代わりだったパソコンは、業務の中心機能として重要な役割を担っている。

そんな昨今、2009年10月21日に、「Snow Leopard Server搭載Mac mini」なるものがアップルから発売された。この箱一つで、ファイル共有やインターネットサーバーはもちろん、グループワークには欠かせない住所やカレンダーの共有、モバイル環境からVPNのような面倒な手間のない安全なサーバーへの接続、などが可能になる。このMac miniのベンチマーク値は3724、4年前のMac Pro下位モデル(Intel Xeon 5130 2.0 GHz 4 cores)のベンチマーク値が3952、5年前のXserve G5は2081であるから、4年前のMac Proと匹敵し、5年前のXserveよりずっと速い値だ。

しかし、徹底したプロダクトデザインの結晶である極小サイズ筐体、UNIXベースのOSに比類なき簡便性をもつGUI管理インターフェース、そして消費電力の少ないエコ設計など、大変魅力的なパッケージであるこの製品も、残念ながら大きな問題点が1点ある。それはハードディスク関連部分だ。

ハードディスクは、現在、価格や性能など、トータルで最もパフォーマンスに優れたストレージである。しかし、残念ながらその信頼性は100%ではない。そのために、このMac miniはハードディスクを2台内蔵していて、RAID等で冗長性を持たせることでその信頼性をカバーしている。しかし、その内蔵ハードディスクが故障したとき交換が容易に出来ないのは、重大な問題だ。ちなみに、コンピューターの故障原因の45%は、ハードディスク関連であると言われている。

もう一つ、言わせてもらうと、本体の電源差し込み口が非常に抜けやすい。ケーブルの点検等でちょっと引っかけただけでも抜けてしまう。「サーバー」と名乗るマシンであれば、この部分も改善が必要だ。

サーバーの使命はノンストップで安定した稼働だ。Mac miniそのものは、コンパクトでありながらもしっかりとした設計で、アルミニウムボディで放熱作用も良好、耐久性の高さという点では、サーバー機器としての素質は十分だ。だからこそ、上記の弱点をクリア出来た場合、ハイコストパフォーマンス(本体62,900円〜)&エコ(リサイクル可能なアルミニウム筐体と世界最高のエネルギー効率)という夢のサーバーシステムを実現できる。

株式会社マジェスティックでは、新型Macmini(2.53GHz以上のIntel Core2Duo、4〜8GB RAM)、 高速化されたFireWire800バスの外付け大容量HD、セキュアなデータセンター内ラックで保管、FileMaker Server の組み合わせという、コストとパフォーマンスにおけるベストなレンタルサーバーをご用意しております。お問い合わせはこちらまで。




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