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FileMaker Serverは高速ストレージが有効か、十分なメモリが有効か。 02/23/2021 12:33:03 |
あるとき、大きなミスを犯してしまった。FileMaker Server 18で稼働中のデータベースファイルを全てゴミ箱に入れてゴミ箱を空にしてしまったのだ。 慌てて、そのままデータ復旧ツールなどを稼働しデータ復旧などを試みるが、それらのデータは一切出てこない。通常のファイルとは異なり、全く違う形でデータが保存されていると考えられた。 しかし不思議なことに、そのとき接続していた多数のユーザー、共有していた多数のファイルは、全く問題無く稼働しているという。サーバー側でそんな大事件が起きているとは全く感じられない状況で運用されているのだ。そこで、速やかにその状態からデータをエクスポートして、前の晩のバックアップファイルから差分を継ぎ足すことなどを行うことで復旧することができた。 このことから、FileMaker Serverでは、ある程度余裕のあるメモリを積んであれば、ストレージへのアクセスはほとんど発生せず、メモリ内での処理で完結していると考えられる。当然、どんなに高速ストレージよりも、メモリ上にあるデータにアクセスするほうがずっと速い。 たとえば、制限予算内でハードウェアを選択するとき、超高速の高額ストレージを選ぶよりも、平均レベルのストレージを選択し、余った予算を十分なメモリ増設に割り当てるほうが、FileMaker Serverの運用には適していると考えられる。 |
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